双極性障害(躁うつ病)とは、ハイテンションな気分が続く躁状態と、落ち込んだ気分が続くうつ状態とを繰り返す疾患です。
躁状態は爽快な気分で、元気があり、本人も周りも最初は症状に気付かないかもしれません。しかし、その行動は行き当たりばったりで、内容を伴うことが少なく空回りになってしまい、結局は周りに迷惑をかけてしまいます。
うつ状態はうつ病によるうつ状態と同じ状態です。そのため、うつ病と診断され治療していたが、治療がうまくいかず長引く場合は、双極性障害(躁うつ病)の可能性があります。その場合は、双極性障害(躁うつ病)の治療を行うことで回復することがあります。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、双極性障害(躁うつ病)がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。双極性障害(躁うつ病)は90%の方が再発するといわれており、再発予防も大切です。