統合失調症では、正体のわからない誰かにひどいことを言われている、部屋が盗聴されている、電磁波に襲われているなどの症状を認めます。遺伝的要因とストレスなどの環境的要因が発症に関係しています。
10代〜40代で発症し、約120人に1人がかかる疾患です※。決して珍しい病気ではありません。幻覚や妄想によって発症することが多く、薬物療法が主な治療となります。早期の発見と、早期の治療が大切です。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、統合失調症がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。統合失調症は再発の可能性が高いため、再発予防も大切です。
参考文献
※ 標準精神医学第6版 医学書院 P300