全般性不安障害は、学校や仕事における活動、健康などについて過度な不安や心配が6か月以上続いていることが特徴です。不安に加えて、落ち着きのなさ、緊張、頻脈、発汗、手の震えなどを伴うこともあります。
全般性不安障害にかかる人の割合は3〜8%であり、比較的よくみられる疾患です※。原因は不明です。全般性不安障害にかかる人はうつ病、パニック障害、社交不安障害など他の精神疾患にもかかることが多いため、他の疾患にもかかっていないか疑うことも重要です。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、全般性不安障害がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。
参考文献
※ カプラン臨床精神医学テキスト 日本語版第3版 P458